無駄な義務感。
多分、来月で力尽きる。
2015/7/22 広島 2-0 横浜FM
得点者:ドウグラス(広島)、ドウグラス(広島)(Jリーグ公式へのリンク)
(下から上に攻撃(紫)がホームの広島)
○注目ポイント
年間2位広島。年間1stステージ優勝は浦和。
「やっぱりミシャ式だね」というわけで、ちゃんと見てみよう。
○試合展開
お互いブロックを作った守備を再現性を持ってなかなか崩せず、バックラインでの横パスが多い、見てる側にはじれったい展開。
CKからのPKで1点。
カウンターのカウンターで1点。
試合巧者っぽさを発揮した広島の勝ち。
○広島の攻撃
ミシャ式の基本は高い位置に張るWB。DMF森崎が引いてDFラインに入りボール保持を確実にしつつ、
決定的なパスが出せる青山が相手のFWとMFのラインの間に入り、
隙あらば前線へパスを入れる。
この攻撃方法のめんどくさいところは前線に5枚なので、
4バックではカバーしきれないところ。
MFから少なくとも1枚のヘルプが必要。
そこで、マリノスは両SMFが両WBのマークをするという方法を採用。
両サイドはマンツーマン気味にして、DF4人で相手1トップ2シャドーをチェックしよう。
青山はトップ下の三門がケアする感じで。
これに対して、ミシャ式の攻撃のもう一つの肝は、2シャドーの位置取り。
引いて受けたりすることで、相手の守備の基準をずらす。
下図のような場面でチャンスを作ってるシーンがありました。
2シャドーの一方が引いてもらい、
CBがつぶしに前に出ているところをダイレクトに青山にパス。
空いたスペースを1トップが利用。
これ以外にもパターンはあるのでしょうが、こんな感じ。
先制されたマリノスは、後半から青山のケアをDMFがして前へのプレスを強めましたが、
暑いし、そもそも前線の人数も4vs2で人数足りてないしで、
試合を動かすまでにはいたりませんでした。
○広島の守備
541の撤退守備が基本です。シャドーが両サイドに分かれます。
"前プレ"は発動せず、ハーフラインからのMFによるプレッシングが基本。
442同様に狙いどころはFWの両脇。
ここを利用したいところではあるけど、対応方法は決まってる。
左右非対称だったのでご紹介。
左の場合
シャドーの野津田がプレッシング。
1トップの佐藤寿人はちゃんとDMFをケアしてサイドチェンジをさせない。
右の場合
ミキッチが前に出てプレッシング。
ドウグラスに守備の負担を減らすというマネジメントなんだと思う。
この暑さでもこれを遂行できるミキッチの存在は偉大。
1トップの佐藤寿人は(以下略)
しっかり統率のとれている良い守備だと思います。
マリノスはほとんど決定的シーンを作れず、
CB経由の"U字型パス回し"を繰り返すことが多かったです。
チャンスを作れてたシーンを抜き出すと、
1トップがCBをピン止めしてライン間でトップ下が受けるとか、
僕の大好きな、縦縦でトップ下の斜めの走りからスペースメイクとか、
そんな感じ。
相手の疲れもあってか、途中から入ったラフィーニャが効果的に動いていた印象。
ピン止めしたりバイタルで浮いてみたりサイドに流れてみたり。、
広島のCBが基本ゾーンマンツーを基調としているのを良くわかってる感じでした。
翔さんも斜めの走りが多くてよい感じでした。
○本日のまとめ
どうせ撤退守備するなら三門じゃなくてFW入れてもよかったんじゃないかなと思ったり。斜めに走れるのは三門ぐらいなので、結果論ですけどねー。
次節は迷走中の清水。
さすがに勝たないとまずい相手。
俊輔がトップ下という噂。
気持ち前プレの清水相手なんだから、
俊輔にはうしろでプレスを外してもらう方が楽できそうな気もするけど・・・。
どうなるかドキドキワクワク。
0 件のコメント:
コメントを投稿