2015/07/30

東京ヴェルディ1969×京都サンガF.C. ー 分かりやすさの重要性

思えば遠くへきたもんだ。
三日坊主は越えた。
継続は力なりなんだけど、続けていく自信はない。

2015/7/26 東京V 1-0 京都

得点者:高木大(東京V)
(Jリーグ公式へのリンク)
(下から上に攻撃(緑)がホームの東京V)

○試合の見どころ

いつの間にかプレーオフ圏内に入り込んでた好調ヴェルディ。
このままプレーオフなら正直ダークホースだけど、好調の秘密とは。
一方、前任の監督を解任して解任ブーストをかけたい京都。
両チームともユースから昇格した若手に定評のあるチームでもあり、その差も見てみたい。


○試合展開

ボールはあまり落ち着かず行ったり来たり。
完璧な崩しのシーンもさほど見えず両チームの若さも見える荒削りな展開。
後半途中に裏への抜け出しからPKを取ったヴェルディの勝利。


○京都の攻撃とヴェルディの守備

京都はCBが開いてDMFが1枚戻る、もはやオーソドックスと言っていい形。
相手FW2枚に対してCB+DMFの計4枚でボールを安定させて前進させる。
(図はヴェルディとの比較の都合により、ボールをサイドでもたせてます。)

対するヴェルディは442で守る。
CBが開ききれないorDMFのフォローが間に合わなそうなら、
ツートップな頑張って、キーパーまで追っかけたりしながらボールを蹴らせる。
これももはやオーソドックスと言っていいのかも。
にしてもヴェルディのFW若いからか、走ること走ること。


○京都の守備とヴェルディの攻撃

京都の守備はヴェルディと同じなので省略。
でも、ヴェルディの攻撃は京都と同じではない。
ポイントはSBの位置取り。
というより横幅担当の役割分担が明確というべきか。
WGは必ず中に入りSBが外に行く。

京都もこれに対してSMFが対応するのを基本として
規律ある守備はできていたけど、後手を踏んでいたのは確か。
落ち着きがない中でも役割を明確にして確実に遂行していく。
それがヴェルディの勝利に結びついたんじゃないかと。


○本日のまとめ

京都とヴェルディ、やり方も若さも似たようなチームだけど、
結果をわけたのは「横幅はSBの担当」という分かりやすさだったのかなと。
京都はWGが広がってみたりSBが走ってみたりその辺は曖昧でした。

もちろん曖昧で即興重視でもいいんだけど、それで迷いと混乱を産むなら本末転倒。
特定のパターンがあって対応されて、別のやり方やって対応されて、
そういうのを繰り返して武器を増やしていって、
やっと即興とか駆け引きができるんじゃないかなと。


○おまけ

最近の試合の見方。
もはやBlogのネタばらし。
誰もがここを見るなら僕の役目は終わる感じ(?)。
このスペースにどうやって進入するかを見ております。
そればっかり見てる。
楔のパスって言われるパスで中央バイタル狙っても守備側も寄せが早くて、
ダイレクトプレーがポンポンポーンぐらいでぐらい3つ以上繋がらないと駄目。
通れば効果は高いけど確実性がすごく低い。
それよりかは、このスペースはそこよりも警戒は薄いから抑えられる場面が多い。

ここもある種の2ラインの間だから、
ゴールから遠いようで実はここからなんでもできる。
縦や中にドリブル勝負もよし、
横パスでバイタル狙ってもよし、
縦パスで前進狙ってもよし。
縦走りでCB誘導してトレーラーゾーン狙ってもよし。
本当になんでもできる。

このゾーンって名前ないんですか?

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